センネ

イラン西部にあるクルド人が住むサナンタジ市から手織りの絨毯、センネ。

イラン西部にクルディスタン州は位置しており、首都は今日サナンタジと呼ばれますが、カーペット用語では、古名のセンネが使用されます。クルディスタンへの訪問者は、今日のイランで見るそれとは非常に異なるクルド人社会を垣間みることができます。例えば、人々の服装がそうですが、男性はバギーパンツ、女性はカラフルなドレスを着用している姿が多く見られます。クルディスタン州で、クルド人は頑丈で耐久性に優れたカーペットで豊かな模様(コリアイ参照)が用いられます。絨毯は、細かいデザインを用いて上品な印象を与え、イラン国外と共に非常に人気があります。模様は、菱形、ミラボテーまたはヘラティ模様で構成されており、基本色として赤と濃い青が用いられています。センネ市では、イランで最高のキリムと言われているキリム•センネも製造されています。

センネのいくつかの例:

技術仕様:
パイル糸: 良質な羊毛
緯糸: 綿糸、1緯糸
経糸: 綿糸
ノット: ダブルノット
ノット密度:1平方メートルあたり15万〜25万ノット

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