カーペット用語: ア行

アクスミンスター絨毯:イギリスのアクスミンスター市にて作られたトルコスタイルの絨毯。→詳しくはこちらからアフティ絨毯:コーカサス北部のアフティ市産の手織り絨毯。

アブラッシュ:トルコ語で「部分的な染色」を意味する。 オリエンタル絨毯のパイルに使用される色で、同色だが様々なバリエーションを示す色のこと。→詳しくはこちらから

亜麻:Li´num, 地中海地域のような、温帯と亜熱帯地域に生息する亜麻直物。時々、高ノット密度のオリエンタル絨毯において、薄めの経糸が必要な場合に、経糸と緯糸に使用される。アムリトサル絨毯:パンジャブ州のアムリトサル産のインド絨毯。現代用に作られた絨毯は芸術品としてよりも、使いやすさが重視されている。アライオロス絨毯:ポルトガルの街、アレンテージョ県アライオロス産。古い絨毯は、おそらく17世紀のものでペルシア絨毯からインスピレーションを受けたものとみなされている。アラク絨毯:イラン西部のハマダン州に位置するアラクの都市(旧Sultanabad)で織られている絨毯。アラク絨毯の種類としてフェラハン, マハル、チーグラー絨毯がある。これらの絨毯はハマダンで製造されているが、ハマダン絨毯としては扱われない。アリザリン染料:時々絨毯用の糸を染色する際に使用される合成色。→詳しくはこちらからアルダカン絨毯:イランのヤズド州北西部産の手織り絨毯。模様と色の両方がケシャン絨毯と類似している。

アルダビール絨毯:世界で最も有名なペルシア絨毯。→詳しくはこちらから

アルダラン絨毯:イランのハマダン地区の新しめの絨毯。アルマ二•バフ:アルメニア産絨毯。暗めの色のトルコ結び(ダブルノットまたはギオルデス結び)。幾何学的またはミレボテー模様使用。 絨毯はロリスタン絨毯またはバクティアリ絨毯に類似。アルメニア絨毯:アルメニア産の手織り絨毯。カラバフ絨毯、いくつかのカザック絨毯、エレバン絨毯が例。有名なマルビー絨毯とベルリン絨毯もアルメニア絨毯としてし知られている。イスパルタ絨毯:別名:スパルタ絨毯。トルコ南西部のイスパルタ市からの手織り絨毯。様々なサイズが製造されており、非常に大規模なサイズもある。 絨毯は低品質でペルシア絨毯のコピー品が多いため、それほど話題にはならない。

イスファハン絨毯:別名:エスファハン絨毯。イラン中央部イスファハン市からの高級手織り絨毯。→最高級品の詳細はこちらから

イズミル絨毯:別名:スミュルナ絨毯。イズミル、エスキシェヒル、イスパルタ周辺にて、1880年から1922年の間に大量生産された手織り絨毯。イズミルより輸出されていたため、イズミル絨毯と名付けられた。粗めなノット、シンプルな模様と色彩のため、低価格で生産できる。西洋の家庭で人気がある。命の木:ヨーロッパや北欧神話にも伝わる、仏教とイスラム教の模様のディテール。 祈祷用絨毯にもしばしば用いられる。ニュージーランド産の羊毛で織られた高ノット密度の絨毯にもよく用いられる。イラン絨毯:ペルシャ絨毯の別名→詳しくはこちらから

インド絨毯:インドからの手織り絨毯。→詳しくはこちらから

ウィルトン絨毯:ペルシア模様に似たパターンを持つ、機械織された絨毯。名前は、16世紀まで手織り絨毯を製造していたイギリスのウィルトシャー州のウィルトン市から名付けられた。19世紀の半ば以降、大部分のサイズの絨毯は機械で織られるようになった。ウォール•トゥ•ウォール絨毯:床全体を覆うカーペット。1970年代に非常な人気があり、現在ではアメリカの家庭で一般的に使用されている。手織り絨毯のウォール•トゥ•ウォール絨毯は非常に稀だが、時々見かけることがある。ウシャク絨毯:トルコ西部の都市、ウシャクからの手織り絨毯。16世紀から19世紀の間、ここで多くの有名なスタイルが織られた。例として、バード•ウシャク絨毯, ステム•ウシャク絨毯, Lotto絨毯などの、よりペルシアスタイルの影響を受けたメダリオン絨毯が挙げられる。ウシャク絨毯は、全て羊毛で織られ、 赤を基本色としている。1850年以降、品質の劣化が見られ、今日の制作品にはあまり関心があてられなくなってきている。ヴェルニ絨毯:別名:ヴェルネー絨毯。ソマークのような手法で織られた平織り絨毯の一種。通常、コーカサス南部と南東にて製造されているが、トルコとトルクメニスタンでも生産されている。完全羊毛で作られており、 赤を基本色とし、正方形の模様、と様式化された鳥の模様が用いられる。ヴェルネー絨毯:ヴェルニ絨毯の別名。牛毛の絨毯:羊毛と牛の毛の混合で製造される絨毯。

エジプト絨毯:しばしば、マルムーク、カイロ、新製品絨毯の3つにカテゴリされる。→詳しくはこちらから

エスファハン絨毯:Isfahan絨毯の別名。→詳しくはこちらからオリエンタル絨毯:バルカン諸国と中国間の広い範囲で手織りされている絨毯。手織り絨毯は、引き延ばされた経糸に様々な色の結び目の行を作ることによって製造されている。行の間に緯糸を用いて模様を作り上げている。通常、シングル•ノットとダブル•ノットの2種類のノットが使用されている。経糸はシンプル、斜め、二重にすることが可能。

織機:手織りする際の織機。織機は非常にシンプルな作りで、部品を必要とせず、経糸は裏側から前へ延ばされ張り付けられている。最も初期のもので、恐らく最古の織機は水平織機だと言われている。→織機の詳細はこちらから

Achty絨毯:ダゲスタン絨毯の別名。Akstafa絨毯:コーカサスの手織り絨毯。トルコ結びで高ノット密度。通常長方形。Amoghli:別名Emoghli。オリエンタル絨毯のイラン織職人。1900年〜1920年の間、マシュハド市で活躍。最高級クラスの羊毛と高ノット密度、精妙な模様のカーペットに署名がしばしば見られる。よく、3〜5センチ幅の青く織られた枠が長辺側に見られる。Ekbatana絨毯:イランのハマダン地方の厚くてあざっくりした手織り絨毯。Elvend絨毯:イランのハマダン地区からの手織り絨毯。Emoghli:Amoghliの別名。Endjilas carpets:Enjilas絨毯の別名。Enessi:engsiの別名。Engsi:別名enessi、ensi。トルクメンのテント用に手織りされたカーテン。Hatchluのモチーフを最も一般的とし、古めのカーテンは、ザロニムサイズ(約 150x100 cm)で作られている。現在これらのテントカーテンは広い範囲で生産されている。Enjilas絨毯:別名Endjilas, Injilas, Indjelas絨毯。イランのハマダン地区郊外にあるEnjilas市からの手織り絨毯。絨毯の中央はいつも花のモチーフであるHerati模様が描かれており、時々メダリオンも見られる。赤と青が基本色として使用され、一般的なサイズは, ドザーサイズ (約 210 × ca 125 cm)。Ensi:engsiの別名。Ersari絨毯:アフガニスタン北部で製造されている手織り絨毯。 Ersari絨毯はしばしば、民族たちがアフガニスタン北部に住むようになって以来、古いアフガン絨毯を象徴するものとなった。絨毯は、赤錆色が用いられ、大きな八角形のモチーフが特徴。若い絨毯に比べると薄めである。今日では、1980年代製造されたカーペットから、戦車、機関銃、ヘリコプター、兵士などの戦争による影響をモチーフにて見ることが可能である。現在のアフガン絨毯は、ほとんど遊牧民によって作られるが、商業的な大量生産も見られる。Eskisher絨毯:トルコのアンカラ西部にあるEskisherからの手織り絨毯。→詳しくはこちらからIndjelas 絨毯:Enjilas絨毯の別名。Injilas絨毯:Enjilas絨毯の別名Ogurdschali絨毯:Chaudor絨毯に似た手織り絨毯。Oushak絨毯:トルコの都市、Oushakからの手織り絨毯。Usak絨毯:Ushak/ウシャク絨毯の別表記。

共有する&いいねする

サイト内の全ての内容は全て正しいとして受賞されました。